凍結路面にはご注意を。
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早いもので、新しい年が明けて半月となりました。
週末は強い低気圧の寒冷による降雪・積雪で生活面に色々と影響が出ました。
一夜明けて凍てた積雪路は大変滑り易く、転倒のリスクが高いです。
その高いリスクの凍結路で転倒された方が、本日診療時間前に急患の形で来院されました。
転倒した際によくある臀部や腕の打撲痛よりも遥かに痛みが強い、脚の痛みを訴えられておられました。
診させて頂くと、明らかな骨折の様相が見られました。足首より少し上、脛の下の方が通常より異常な形状となっていて、力が入らない状態でもありました。
どういった状況で転倒されたかお聞きした所、道の少し端を歩いていた時に踵から滑って、足を捻るような力が入って転倒されたとの事でした。その転倒された場所が自院の前だったのが不幸中の幸いで、すぐに対処が出来ました。
痛みが強いので、手早く問診と触診させて頂き、明確な大きな骨折所見を確認したので、今回はこちらでの対処より病院での対処の範疇という事で、救急車を依頼してかかりつけの病院に搬送して頂きました。今回の骨折事例では整形外科手術、固定安静、リハビリという流れでしばらく入院の状況となるでしょうから、一瞬の転倒によって生活が一転してしまい、しばらく様々不便が生じるので大変です。
このように、凍結した路面で転倒した場合骨折する事もしばしばあるので、歩く路面に注意して、普段の歩き方の踵からトンとつく歩き方より靴の裏面全体で踏みしめるような意識で歩く事で転倒のリスクを下げる事が出来ます。また、出来るなら靴の裏面が滑りにくい仕様になっている履物を利用するなど、車の冬道スリップ防止のスタッドレスタイヤのように「冬装備」で歩くようにするなど、転倒予防に備えておきましょう。