梅雨時期の体調不良
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心地良い春が終わり、気温上昇と共に嫌に感じる方も多い、梅雨時期となって来ましたね。
春夏秋冬、様々な時期の気象状況で体には様々な負担がかかります。
その名も「気象病」「季節病」とも言われているほどで、この梅雨時期は雨天が多いので「低気圧」による悪影響が出やすいです。
人体は気圧の影響を受けて自律神経のバランスが変化しています。
天気の良い高気圧の環境下では活動モードの「交感神経」が優位、天気の悪い低気圧の環境下では休息モードの「副交感神経」が優位となっていますが、
それぞれが両極端の場合には体調の変調をきたしてしまいます。
湿度の上昇、日照時間の減少、体感温度の変化などが自律神経にストレスを与え、身体の様々な器官のコントロールに乱れを招きます。
それが倦怠感、吐き気、肩凝り、頭痛、めまい、気分のムラ等が生じさせてしまいます。
[対策]
対策としては、季節問わず「食事」「運動」「睡眠」が基本ですが、それらを特に気をつけて行う必要があります。
「食事」に関しては特にビタミン、ミネラル、カルシウムといった自律神経を調整してくれるものを多めに摂取し、水分は逆に摂り過ぎないように心がけ、水分代謝しやすいものを摂ることがお勧めです。その水分代謝に関しての注意事項を以下にご紹介します。
[梅雨時期の水分代謝]
梅雨時期になると、気温と共に湿度が上がって来て体内の水分代謝に影響が出やすくなります。
気温がそれほど高く無くても、湿度が高いと蒸し暑く感じ、水分が欲しくなります。
しかし、気温が高くないとそれほど発汗しないので体内に水分がたまりやすくなり、「むくみ」が生じやすくもなります。
また、発汗しても外気の水分量が多いと揮発しにくく、体温が下がりにくいので熱中症にもなりやすくなります。
洗濯物が雨の日には乾きにくいのと同様に、汗が蒸発しにくいので体温が下がりにくくなってしまいます。
運動で汗を多くかく場合、なるべく風通しの良い場所や出来れば空調の効いた環境下で行うのが理想的です。
勿論、運動をする時や生活環境下でも水分摂取は必要ですが、この時期の水分摂取は摂り過ぎない事も必要です。
水分の代謝には運動に加え、入浴時の半身浴やマッサージも血流促進も相まって良くなりますので、併せて取り組んで頂くと良いですね。