長期休暇の代償…。
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今年もゴールデンウィーク、長期休暇期間が終わって一週間経過し、すっかり日常生活が戻っていますね。
その日常生活は本当のいつもの日常生活に戻っていますか?
タイトルに「代償」という重い文言を用いましたが、この「代償」とは体調不良のニュアンスを示しています。どういう事かと申しますと、長期休暇は一見、仕事が数日間休みが続いて良さげではあります。実際、仕事で常に受けているストレスや肉体疲労はこの期間は受けなくて済むので嬉しい気持ちになりますね。では、その仕事が休みになった期間の生活状況はどうなりますでしょうか?
朝はゆっくり起きられて、状況によっては一般的な朝御飯の時間帯を過ぎて昼前まで寝ていたりと言った状況もあるかと思います。その場合、朝御飯が体に入って来ない状態なので、体内では水分と共に栄養不足(オーバーに言えば飢餓状態)の異常な状態で、体内時計やスケジュールが狂ってしまいます。起床後にようやく食事を摂ると、今度は一般的な昼ご飯の時間帯はまだ食べたい気持ちになっていないので、またいつもの時間帯に食事をしない異常な状態が続きます。すると今度は午後の遅めの時間帯にお腹が空いて来て、ちょっと普段は食べない間食を…となります。その後は晩御飯をまた食べますが、休日ともあって普段とは違った食卓となっていたりします。
食事の面だけでもこのように普段のタイムスケジュールからズレますね。行動的なものも、仕事が休みなだけでその分普段行かない所への長距離・長時間移動や行動量で疲労が増しますし、出先で野混雑にストレスを感じたり蓄積したりします。こんな事ばかり書くと、休日の楽しみ感が消えますが、勿論仕事や様々ないつものストレス環境から脱する良さが休日にはあります。その反面、上記のような環境も裏腹にあるという事です。
普段しない事や、いつもとは違ったタイムスケジュールや環境で過ごすと気分転換ともなりますが、その反動が後に「疲労」や「体内時計の狂い」としてやって来ます。それがすぐに解消されれば良いですが、数日間の蓄積はそうは簡単にスッキリとは去ってはくれません。一見その影響は無く感じますが、小さな異常はどこかにあるはずです。それらが出て来たり影響があるのがゴールデンウィークや長期休暇が明けた時期です。新生活を迎えた人々によく出て来る、いわゆる「五月病」と言われるものもこの影響も関係しているものと思われます。
数日間のうちに狂った様々をすぐさま元には戻りにくいですが、睡眠タイミングや時間、食事、行動その他を軌道修正して数日かけてしっかり戻して行きましょう。長期休暇の翌週末は、あまり起床時間を遅くせず、自然な目覚めとちゃんと三食、ほどほどの時間に摂って、気分転換程度に行動してみましょう。ポイントは、基本的な「生活」習慣は大きく変えずにゆったりと…です。