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生と死

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タイトルは重いですが、人生切り離せない話なので…。

良く知る友人のお父様が昨夜息を引き取られたと連絡を貰った。この一カ月ほどの期間、病院入退院を繰り返し、ここしばらくは緩和ケア病棟に入院されていて、「危ない」と言われてからはただひたすら病床で余命幾ばくもない状態でご家族毎日、毎晩「その時」に備えて付き添う一週間となっていた。幸い、痛みや苦しさを感じておられない様子だった事は良かったものの、一週間何も飲食ままならない状態なのに結果、一週間そのまま過ごされた「バイタリティ」はこの世への未練やご家族との別れを惜しんでおられたのか、ご本人にしか分からない。
この一週間、友人はほぼ毎日毎晩病床に寄り添い、不安な心情だった事と思っていたが、本人曰く「もう慣れたし、十分色々して来たから落ち着いている。」との事だったが、いざ息を引き取られた瞬間を「看取り」、その後の対応もこなして、昨深夜のうちにお父様と共に自宅に戻り、少しホッとした様子だった。しかし、今朝からは引き続き今後の事を今の勢いで進めて行かなければならない。私自身も父親を「送った」経験があるので残された家族にはその後すぐに色々と対応しなければならない事が多いのはなかなかきついものがある。その期間は何とかやり過ごせるものの、終わった後はどっと疲れや寂しさが襲って来る。

生があれば死も必ずやって来る。日々あちこちで人知れずこれらが繰り返されている。紛れもなく自身にも降りかかって来る事である。
今回、友人の対応を日々うかがっていて、そのお父様の最期間近の生き様、それまでの生き様も聞いていて、そのバイタリティに感心しきりだった。

自分の「最期」はどんな状態になるのか、どうしたいのか、「生」の時期は何も出来ないのに対して「死」に備えては色々出来るので、それまでの生き方や最期時にどの状態を希望するのか等の準備をしておく事も大事な事なので、今回の友人のお父様の御逝去を期にまた考え直したいと思った。

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